はじめに
私がもし、「掃除をすると幸せになりますよ」と言い出したら、あなたはどうしますか?
即ブラウザバックしますか?
すいません、10秒だけ私に時間を下さい。
実は、私の掃除には「断捨離」が含まれます。
そして、私の断捨離は「人間関係も込み」です。
つまり、不要な「物」だけでなく、不要な「人間関係」もバッサリ切ります。
本当に「必要な存在」だけを残し、残ったものに自分のリソースを集中させ、大切にする。
より大切なことを探し続ける努力も常に惜しまない。
そんな「人間としてアップデートを繰り返すこと」を私は"掃除"と呼んでいます。
もし、私の"掃除"に1ミリでも興味を持っていただけたら、私はとても嬉しいです。
まだ読み続けてくれているあなたにだけ、自己紹介をさせて下さい。
私はお恥ずかしながら、いわゆる毒親育ちで、虐待されて育ちました。
1秒でも早く家を出たかったので、高校は中退しています。
幼少期から思春期を恵まれない環境で育ち、20代半ばまでを「強い憤怒の念」を抱きながら生きてきました。
当時の私の原動力となるものは、怒りの感情のみ。
世の中に対する不平不満をエネルギーとして生きてきたわけです。
そして、私の妻もまた、恵まれない環境に育ちました。
実家はゴミ屋敷で、両親の仲は悪かったそうです。
また、「幼い頃は母親が家に居ない日が続き、父親は家族に無関心だった」ときいています。
妻は高校こそ中退はしていませんが、妻の卒業した高校は、偏差値が県内でも1番低かったそうです。
私も妻も、物心ついた頃から、自身の置かれている環境に疑問を抱きながら生きてきました。
そして、思春期になると、その疑問は不満へと変わります。
周囲に苛立ちをぶつけることも多く、素行も褒められたものではなく、中学では気付けば不登校に。
成人してから以降も、私と妻は、「いい加減に生きてきた」と思います。
私が妻と出会った頃は、私も妻もヘビースモーカーで、適当に生きてきた代償に2人には借金がありました。
ちなみに、当時の私は失業中で、妻は派遣の安月給です。
そんな2人が出会って付き合い、一緒に住み始めましたが、うまくいきません。
2人とも、「愛情を受けて育っていない」からか、相手のことが大事にできないという致命的な欠点を抱えていました。
そもそも、大事にされた記憶がないので、自分のことすら大事にできません。
ですから、相手の気持ちを考える、優しく話しかけるのような「好きな人に対してなら当たり前のこと」すらできませんでした。
悩んだ私はある日、妻にこんな話をしました。
「もっと優先順位を明確にして、お互いのことを大切にしたいね……あと、自分のことも……」たしか、このような内容でした。
この「優先順位を明確にして、1番大切なものを大切にする」という考えが、後々の私と妻の考え方の基礎となります。
それ以来、私と妻は「大切なものをしっかりと大切にする」ことに注力しました。
人間関係はもちろん、仕事や住環境、食事など全てにおいて真剣に考え続けたのです。
また、優先順位の低いものは、全て捨てました。
家族や友人、古い知り合いや長く続けてきた仕事でさえ、例外ではありません。
結果、私と妻は心身ともに豊かになり、「生まれて初めて心から幸せだと思えるようになった」のです。
妻と出会ってから、約2年が過ぎようとしていました。
今では、2人ともタバコを辞め、妻は「誰もが知るような超有名IT企業で働く」という経験までしています。
少し前に久々に出社するというのでついて行ったところ、見慣れたマークのお洒落なオフィスに入っていく妻が格好良過ぎて、「動画を撮れば良かった」と思ったぐらいです。
ちなみに、妻は高卒ですが、年収は知り合った頃に比べると倍くらいになりました。
まだまだ頑張るそうなので、私も頑張ります。
以上のような、「私や妻の体験を昔の私や妻のような人に伝えたい」と思い、この文章を書いています。
もし、あなたの力になれるなら、私は本気で嬉しいです。
自身の経験から断言しますが、私の思う"掃除"には「未来を変える力」があります。
もし、ご質問やご相談などありましたら、XのDMか当ブログの問い合わせフォームより気軽にご連絡下さい。
最後までお付き合いいただきまして、誠にありがとうございます。